さて今回は前回の続きです。
前回
↓
ここらへんにあるギターの機材たち: James Tyler Mid boost(ミッドブースト)検証 フロントピックアップ編①
James Tyler ミッドブースト比較のアルペジオ編
では音源をまずはご確認ください。
前回と同様
フロントピックアップを使用して、音はクランチ。
(シリーズ接続です。コイルタップ等は何もしていません。トグルスイッチについては後日記事作成予定)
同じフレーズを5回繰り返しています。
C→D→Emで一周。
1周目がミッドブーストOFFのなにもかかっていない状態
2周目がミッドブーストONだがノブは回していない(0%)の状態
3周目がミッドブーストONで15%分くらいノブを回した状態
4周目がミッドブーストONでちょうど半分まで回した状態(50%)
5周目がミッドブーストONで目一杯回した状態(100%)
オンにしたときのハリとツヤ(←化粧水みたい)は、人によってはアルペジオの方が分かりやすいかもしれませんね。
ではアナライザーを使用して、どんな変化が起きているのか確認してみましょう。
二つ目のコードD音を鳴らした直後の波形を比較します。
ミッドブースト OFF フロントピックアップ アルペジオ |
これがミッドブースOFFのもの。枯れた感じが出ていますが、こんな帯域が出ています。
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これが0%のままONにしたもの。200〜800Hzあたりが持ち上がった印象です。また一番右の超高音域を見ると明らかに増していますよね。
これもあの艶の秘訣なのかもしれません。
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これがノブを15%あたりまで上げたもの。
コードストロークと同様200〜500Hzあたりまでが持ち上がっていますね。ローエンド〜ローミッドが持ち上がっているということなんでしょうかね。
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さて、続いてがノブをちょうど半分回した音です。
250〜500あたりの変化がやはり顕著ですね。
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最後が目一杯回した、ミッドブースト全開の状態です。
中低音が持ち上がり切ってちょうどグラフの中央部の高低差が最終的にここまで落ち着くということなのでしょうか。
個人的には音だとアルペジオの方が分かりやすいのですが、アナライザーで確認するとコードストロークの方が顕著に見れたのかなぁという印象を受けました。
次のリードギター編を持ちまして、フロントピックアップ編を一旦終了します。
本当はボリュームを絞ったバージョンとかもやっていきたいのですが、まずはスタンダード編でミッドブーストのイメージを知っていただければなと思います。
楽曲紹介なども挟むかもしれませんが、
フロントピックアップ編の次はリアピックアップ編をやっていきますね。
ではでは!!
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